「ふぁ~あ。」


「竜おはようっ!ぢゃあ私バイト行くね~それからご飯はチンしてね♪あと…」


「あ~夜は居ないんでしょ?」



わかってるっつーの…


俺が起きるのは、11時くらい。


で、辞めたはずのタバコも吸い始めた。



なんとなく…


タバコに火をつけ、テレビを見る。


つまんねぇな~。
鈴華は何してっかな~。
鈴華に会いてえ…



テレビを見ている時でも
やっぱり考えてしまう鈴華の事。

そんな自分にイライラしていた。


そんな時だった…


~♪~♪~♪


俺の携帯が鳴る。



俺は間違えて、通話のボタンを押してしまった…



すると…



「てめえ!今加奈子ん家だな~!鍵開けろやっ」




「明成っ?」



ぶちギレて電話してきた明成。


まあ、当たり前か…笑っ



つか、加奈子ん家に居んのか!?
何で知って…



「おいっ!竜!開けろー」

ドンドンっドンドン!!!
ドアが鳴り響くと同時に、どうやらホントに明成が来ているみたいだ…。



つか近所迷惑だっつーの…




俺は、さすがにまずいと思い部屋のドアを開けた。