「キミが居ればいいんだ・・俺を好きでいてくれるそれ以上望んだら・・・きっと罰が当たる・・」



「いいの?」


「いいんだ・・」










それから海とゆいは海の部屋で同棲を始めた・・


ゆいの親はもちろん海を拒絶したがゆいの泣きながらの説得と、卓也のこっそりした後押しでしぶしぶ認めた・・・



そして・・



二人は高校時代にデートした公園にいた・・


ベンチにすわり、当時を思い出す二人・・


海は・・・

「俺さ・・・告白したときにはゆいのことが気になっていたのかも」


「ホント?罰ゲームだったんでしょ?」


「きっかけはな・・でも俺・・いつのまにかすきになってた・・ゆいは俺が告白したから好きになったのか?」




「秘密っ」


「秘密って・・俺じゃないやつでも告白したら好きになったのかよ・・」


海はすねる・・


「海くんだからだよ・・もし違う人ならもう愛想尽かしてるわ・・」





「ゆい・・」


偽りの告白で始まった俺とキミの恋・・そして・・キミを傷つけた代償はあまり大きく辛かった・・でも神様はチャンスをくれた・・・


俺は言える・・神様・・ありがとう。







end.