俺は近づく・・

「あの・・ゆいさんの御母さんですよね?」


俺に気づくと途端に冷たい顔をする。


「あなた・・確か高校のときの・・悪いけど帰ってほしいわ・・・もうここには来ないで!」


「待ってください、ゆいさんに会わせて下さい、彼女と話を・・」





「ゆいに酷いことして・・これ以上何をする気?」


俺を酷く睨む・・



「謝っても償えないと思ってます・・ほんとにすみませんでした・・俺の所為で・・彼女を傷つけたことは償います・・一生かけて・・ですから、どうか話をさせて下さい。」





「・・・今さら遅いわ・・それに・・今ゆいはここにはいないの・・・」



「えっ・・」



「婚約者と海外に行ったわ・・・」







婚約者・・海外・・・




そんな・・・