これ以上俺の部屋で二人きりになったらどうなるかわからない。



「・・・ここに泊まりたいって言ったら?」


「!!!!!」



何言ってるんだ?



「何だよ・・何言って・・・」



「付き合ってるんだからいいじゃん・・」


「駄目だ・・今日は帰れよ・・送るから」




「・・・・・」



俺は黙ってるゆいをタクシーを呼んで送った。




俺はベッドに腰かけながら、ゆいのことを考えた・・・



ゆい・・お前の傷が深いこと、俺を許せない思いが大きいことはわかった・・でも・・君を愛してる・・いつか・・両親に会って話そう・・憎まれているが・・



携帯がなる・・ゆいからだ。



明日・・今日と同じ場所に・・・ゆい


短いメールだったが俺はそれでも嬉しかった。






翌日、俺は昨日と同じ場所でゆいを待つ・・・だがまだ来ない・・



携帯がなる・・ゆい?



「はい、ゆいか?」


「・・・昨日と同じ場所にいるの?」




「ああ・・待ってる・・」



「・・・・私・・やっぱり、海君のことゆるせない・・会うたびに憎しみが増すばかりだわ・・だから・・もうやめよう・・・二度と私の前に現れないで!」



「ゆい!待ってくれ!」


一方的に切られる。



そんな・・・ゆい・・・