「き、如月先生!!」


悲鳴のような叫び声がホームに響いた


俺も和奏も響きの元に首を向けた


ちっ…んだよ…鈴村か



鈴村は俺の行為が信じられないといった表情をしている


そしてホームの中の全員から注目されてると気づくと、俺の元に小走りで寄ってくる


「き、如月先生、なになさってるんです?」


「髪にゴミがついていただけです」


「ご、ゴミ?あ…私てっきり…キス…」


「何ですか?鈴村先生」


「そっ、それに彼女は?」


やっと和奏に目を向ける鈴村

に、和奏は軽く会釈した


「うちの高校の生徒ですよ、制服でわかりませんか?」