和奏がやっと振り返って上目遣いで
「ダメ」
おい、そんな技つかっていいと思ってる?
ヤバいな
前に向き直る瞬間サラサラの黒髪が扇状に広がる
ほのかに香るシャンプーなのか、和奏の匂いなのか俺を刺激する
衝動的に人目もはばからず抱きしめたくなる
ダメだってわかっていても、鈴村の谷間よりも誘われる
無自覚でやってんなら…いや、和奏にとっては普段通りなんだろうけど…
それはそれで、心配なんだよな
抱きしめることは出来ないから、サラサラの黒髪に手を伸ばし一房引き寄せてキスをした
「いけず」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…