「……そ、それは…」 お父さんの柔らかくも威厳のある声があたしの耳に届く 『…葵衣くんが守れないのなら運転手をつけるよ?』 「ち、違うの!先生は悪くないの!だから…」 『……和奏が良いならいいんだ……明日よかったら佐山医師のカウンセリングでも受けてゆっくり休みなさい』 「うん……ありがとう、お父さん」 『あぁ…じゃあね』 受話器を置くとふらりと力が抜けた なんだか…疲れた… 休もう… あたしは再びベッドに潜り込むとまぶたを閉じた