君の隣で ーセンセイとアタシー



走り込んだ先、旧校舎裏手の一歩手前の場所


そこから和奏とアイツらの話し声が聞こえた


「あんた、王子がいないすきに王子のマンション…」


えっ…俺のいないすきに来てたのか?

俺がまだ見学旅行中に来てたんだ…そっか…だから帰ってきたときになんだかホッとしたんだ


そっか…来てたんだ


でも…なんで俺のマンションって言ってるんだ?

職員名簿だってまだ実家の住所が載ってるのに


なんで俺のマンション…まさか…そこまで?


やりすぎだ