君の隣で ーセンセイとアタシー



side.aoi


堅苦しかったスーツを脱ぎランドリーボックスに投げ入れた


和奏の脱衣を手伝って(帯と髪の毛だけ)リビングのソファーでくつろいでいた


しばらくすると、ルームワンピですっぴんの和奏がリビングに戻ってきた


肩口まで伸びた真っ直ぐでサラサラな黒髪、ほのかに蒸気したほっぺた、上向きの長い睫毛、プルプルな唇


化粧なんかしなくても和奏は十分可愛い


和奏は迷わず俺の隣ではなく、向かい合ったソファーに座った


ちぇっ、こっちに座ればいいのに