「あ、あたし…つきまとってなんか…」 誰に向かって言って良いものかわからなかったし、鬼のような先輩たちの顔も見たくなかったから、視線は地面のまま でもそれがいけなかったのか、舌打ちと共に怪訝な声 「はあ?あんた何言ってるの?王子がそう言ってるっていうのに」 「え…」 やっぱり…あの先生って葵衣さんのこと? 味方って葵衣さんのこと? 「あんた無自覚キュートって言われてんだってね?」 「な、なにそれ…」 「無自覚?迷惑ブサイクの間違いじゃない?」 「きゃはは!それうけるぅ~」