俺は顎を離すと、和奏を胸の中に抱き込むように倒れた 和奏が俺をじっと見つめてきた なんだよ、その顔 俺を煽ってんだろ? 年下の潤んだ瞳に俺は簡単にムラッときてしまって、つい本音が零れた 「…朝イチで悪いんだけど、キスしていい?」 和奏は一瞬目を見開いたけど、すぐに潤んだ瞳のまま頷いた そのままくるりと体勢を変えて、俺が和奏の上になった 頬に手を添えてまっすぐ和奏を見つめる 「好きだ」 「あ…たしも…」 和奏の応えに嬉しくなって額、頬、鼻といたるところにキスを落とした