君の隣で ーセンセイとアタシー



じんわりと温かくなる心

激しくなる鼓動


「んっ……」



あれ…キスの時ってどうやって息するの?


「んん……」



苦しくなるけど、離れたくなかった


葵衣さんとまだキスしていたかった


でも…呼吸がっ!


「んっー!んっ!」


とても耐えられなくなって繋いでいる手を離してもがいた


「っぷあ~……っ、はぁ…はぁ…」


葵衣さんが唇を離して、あたしは呼吸を何度か繰り返した



「あぁ…ごめんな?和奏はファーストキスだったんだもんな?」


そう言って葵衣さんはあたしごと身体を起こした