「あ、のね…せん、先生が、好きな人が出来たならあたしは、いいから…」


はっ?


「…あたしは…先生のこと…す、す、す…好きになちゃった…けど、けど…先生は違うから…」


はっ?
えっ?

ん?
好きって言った?


和奏が言葉を続けるけど、俺は和奏をじっと見つめた


長いまつげに、キレイな二重

ほんのり赤く染まったほっぺ、少し薄目の唇は震えていた

こんな可愛い子が俺を好き?

うん、俺も好き
って言うかとっくに間に好きだよ



「……で…ひゃぁ!?」