すると 「はーい。お2人さん! 話に割り込んで悪いけど急がないと次は体育だよー」 と、傍で見ていた柚が言った。 すると実春は私から視線をはずし、 「あー、そうだったか!忘れてたし!急がないとな〜」 実春はアハハと笑いながら右手で頭をかいた。 いつもの実春だ…。 私は一瞬ホッとした。 「ごめんな、沙矢。」 しかし、視線がまた私に向けられ私は思わずドキッとした。 「長話になっちゃって。 …っと!オレ先に行くわ! 2人も急げよ〜!」 実春は笑顔で片手をヒラヒラと振りながら教室を出て行った。