「あ、マノさんだ! マノさん、隙あり!」

走り寄って来た小学生の餓鬼が、

マノさんのたわわな胸にタッチして、ムギュした。

「コラァ~ ケンジ君、くすぐったいじゃない?

もう! これ以上大きくなったらどうするのよ」

すかさず、その餓鬼を捕まえて、

今度はそいつの脇の下をコチョコチョくすぐっているマノさん。

「ヤダァ~ マノさん、ごめんなさぁ~い。

もうしませんから、許してぇ~」

笑い転げながら走り去るケンジ君を、

マノさん優しい瞳で見つめてた。