ずっとずっと
忘れていた
こんな優しさが
あるってことを

あなたに拒まれて
忘れていた優しさに
気がついた

欲しかったのは
そう…
私を受け入れる
暖かい腕でなく
背中を押してくれる
力強い手のひら

だめだよ
そう窘めた
あなたの優しさが
私の心に突き刺さる

涙となって溢れ出すのは
こらえていた想い

涙がとまる頃には
今よりたぶん
優しくなれる