翌日、俺と山さんはPCルームにいた。

俺達はダーツにすっかりハマってしまい、基礎知識を知るためにネットで調べていた。

「なるほど、山さん、俺のダーツの持ち方はよろしくないらしいね。」

「んー、また席待ちになったらダーツにしような。とりあえずマビ○ノギやろうか。お前のクエストすすめんとな。」

その日俺達はネットゲームをして終わった。

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翌日

「俺、満喫行ってくる。」

「おう、俺も今日は用事があるから一人で頑張ってくれ。」

俺は山さんと学校で別れて満喫に向かった。


なるほど、カウントアップというゲームを練習するのか。

目標は500点。初っぱなから行くか、そんな点数。

俺は3時間パックで黙々と一人でカウントアップをはじめた。


器用貧乏と言われた俺でもなかなか500点には、いかなかった。

惜しいところまで行くのだがどうしてもブルに入らず駄目だった。

でも、おもしろいことにどんどん投げていくほどに真ん中に集まるようになってきた。

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結局、3時間投げ続けたが500点は行かなかった。

家への帰り道。

思い通りには行かない、こんなに近いのに。

たった数メートルがいたく遠く感じられた。