―コンコン 保健室のドアをノックする音 ガラッ… 海斗が顔を見せる 一瞬 あたしの顔がこわばってしまったのを、陸は気づいたよね。 『ミク…話したいんだけど いい?』 言った後で陸にも視線を向ける 『ミクと二人にさせてくんないかな?』 海斗に言われて保健室から出ようとする陸 怖い… 昨日の海斗を思い出して胸が震える 『もう何もしねぇよ』 海斗は少し寂しそうな表情で言った。