自然に体が動いてた。 パパのあんな幸せな顔を無くしちゃいけないって。 私の為だけに人生を犠牲にしてきたこの数年。 だから。 だから気が付かなかったんだ 赤信号で渡っていた事を。 後ろから五郎が追い掛けてた事を。 私の為だけに皆が悲しい思いをした事を。 私が全部悪かった事を。