夜中にフワッと温かい温もりを感じた。



「んっ……?」



「起こした?」



五郎…夢?



「お疲れ様でした。立ち会えなくてごめんな」



本物だ



「成佐古さんにお姫様抱っこして貰っちゃった♪」



「ハハハッ聞いたよ…ありがと、これから3人で頑張っていこうな」



「うん♪」



「頑張ってくれてありがとう歌恋。愛してるよ」



軽くキスされた。



「頑張ったのに軽いチューなの?」



「ハハハッ甘えんぼだな歌恋は」



濃厚なキスをされた。



「もぅ…無理……」



優しく笑った五郎



「この先、一生賭けて歌恋と子供達幸せにするから」



涙ぐんじゃう。
私はこの人に遭わなかったらごくごく普通の日常を送ってたと思う。
愛する幸せも愛される幸せもまだ知らなかったと思う。



偶然でもパパがアソコでスカウトされなかったら最高の親友や最高の仕事場、最高の家族、それに最高の恋人に出会えなかったと思う。




だから、この先一生賭けて皆に伝えられるか解らないけど、伝えたい♪






幸せを









end