「水商売辞めないか?」



「何で?生活出来なくなっちゃうんだけど」



「ここのマンション結構な金額じゃないのか?
それに叶多の教育にも「ヤリ逃げした奴に言われたくない!
私の夢散々潰しまくったくせに、今更ノコノコ来て父親面しないで。
私達はコレで生活が成り立ってるんだから、それに私、貴方と結婚する気ないの…もぅここには来ないで」



「責任取りたいだよ」



「男って責任とれば許されるって思ってるんだね?」


それしか出来ないんだよ男って…。



「悪いと思ってるんだ。何も知らないで今まで生活してきて……って叶多の顔赤くないか?」



「えっ?」



「叶多ちょっと来てみな?」



オデコを触ったら



「あつっ…ヒエピタとかは?」



「無いわよ?」



「買ってこいよ」



「ほっとけば大丈夫よ」



「はっ?」



「叶多寝てなさい。ママこれから仕事だから、ご飯は冷蔵庫に入ってるから適当に食べてね?」



なんだコイツ?



「わかった?」



母親なのか?