「どれが正解なんてないからな…
まだ先が決まってない羅葡に新たな“死”は追い詰める形にしかならない
その事を知ってる光羅は最愛の妻と一緒に旅立つ事は出来なかった…
羅葡(親)より自分(子)の寿命が短いと知ってても多分最期まで一緒に生きるんじゃないかな光羅は?」
羨ましいよ…とじぃちゃんは呟いた。
「じぃちゃんは?」
「長やセナさん、ルミナリエに羅葡にも止められた…皆が皆俺の事大事に思ってくれてるから…ズルイよな…俺も一緒に悩んでもがいて先の未来に斬り進みたかった」
っと社長を視た。
「私にとって長の言葉は絶対です」
悩みとは無縁だと…呆れる位ラブラブだと思ってた祖父母がこんなにも弱々しかったなんて…。
私はどうしたらいいのか…。
「いやぁ〜スマンスマン…空気を暗くしてしまったな。真夏は誰に会いに来たんだ?」
本来の使命を忘れる所だった。
「見合いまがいの相手の視察」
「何!?」
「ウチの秘書が真夏様の事気に入って」
社長はポリポリと頭を掻いた

