「何言っ「この気持ちは誰にも負けないし負けたくないの、もし紗輝が欲しいなら私のこの気持ちに勝ってから正々堂々勝負しましょう!!」
言った。
目をしっかり見て言った。
「…帰って下さい。お嬢様は薬の時間です」
何も言ってくれなかった。
小娘の戯言位にしか思ってないのかも……でも、私の気持ちは全て言ったから。
入口で紗輝が呆れたような顔をしていた。
「無鉄砲な苺も好きだけど、まさかここまでとはね。格好良いかも♪」
手を差し出された。
その手を握って歩き出した。
「だって、あの人自分が一番紗輝の事好きみたいに言うから」
瞬間紗輝の切れ長の目をこれまでかって程開かせてしまった。
「だからチョットかちんってきて…」
繋がれた手がほどかれ紗輝の香りと暖かさに包まれた。
「苺はそんなに俺の事が大好きみたいだね♪」
そんな事…言ったわ////
1人であたふたしてると、上から笑い声が
「何をやるにもいつも全力な苺の姿が俺は大好きだよ」
と、言いながらキスされた。

