「「きゃーーーー!!!!」」
先輩たちの黄色い声。

「可波ぃ!すごいじゃん。あの瀬崎くんだよ!?」
麻衣が言った。
「いや‥私もよくわかんないから」本当にわかんない。どうして瀬崎みたいな人気者に私みたいなごく普通の女が‥‥。
今でも信じなれないよ。

「同じ部活内に瀬崎くんの彼女がいるなんてなんか嬉しいねぇ」
そう先輩が言ったけどなんで嬉しいんだかわからない。

──次の日学校では大変なことになってたな‥