いい加減だと言われればそれでいい。 大体、求めても手には入らない人をずっと想うだけの馬力はないし。 そうやって、諦めてるのに何故、 あたしの頭の中は部長でいっぱいなんだろう。 銀行員君と別れてから、渡された名刺の裏に丁寧にかかれた数字の羅列を眺めた。 優しい人だった。 少し童顔で、笑うとえくぼが出来る。 だけど、その印象だけ。 駄目な女、あたし、今まさにそれだから。