細い路地を何度か曲がると、やっと商店が並ぶ通りに戻ることが出来た。
船に戻ろうとする3人とは違い、シーファはそこに立ち止まる。
「何か、心残りがあるわけ?さっきもそんな風にしてたよね?」
後ろから迫る気配に気づかないほど、何かに気を取られていた。
小さくうなずくと、シーファはポケットにしまっていたモノを取りだす。
情報を聞いたドーザの所にあった貝殻。何かで削られたその跡が妙に気になっていた。
じっと手の中のそれに視線を落としているシーファに、溜まりかねたガルが言った。
「戻って聞けばいい。さっきの男の子だろ?」
ありがとう、と笑う顔に、仕方ないだろと片眉を上げてみせた。
「あ!おねえちゃん!」
店の側までくると、ずっと待っててくれたのか、ローラが店から飛び出してきた。
短い距離でも息を切らして、走ってきたその子はシーファの目の前で止まると、はい、と金髪のカツラを手に乗せた。
「よかった、もどってきてくれて!」
その笑顔はシーファのそれと変わらない、純粋さに満ちた笑顔だった。
船に戻ろうとする3人とは違い、シーファはそこに立ち止まる。
「何か、心残りがあるわけ?さっきもそんな風にしてたよね?」
後ろから迫る気配に気づかないほど、何かに気を取られていた。
小さくうなずくと、シーファはポケットにしまっていたモノを取りだす。
情報を聞いたドーザの所にあった貝殻。何かで削られたその跡が妙に気になっていた。
じっと手の中のそれに視線を落としているシーファに、溜まりかねたガルが言った。
「戻って聞けばいい。さっきの男の子だろ?」
ありがとう、と笑う顔に、仕方ないだろと片眉を上げてみせた。
「あ!おねえちゃん!」
店の側までくると、ずっと待っててくれたのか、ローラが店から飛び出してきた。
短い距離でも息を切らして、走ってきたその子はシーファの目の前で止まると、はい、と金髪のカツラを手に乗せた。
「よかった、もどってきてくれて!」
その笑顔はシーファのそれと変わらない、純粋さに満ちた笑顔だった。


