「シーファを逃がしたって、お前1人で2人倒したのか?」
リュートの手に雷流が握られていることに気づき、そんなに切迫していた状況だったのかと後悔がまた押し寄せてくる。
「いや、そっちの小さい奴だけ。あっちの大きいのは自分から矢に当たりにいって、勝手に寝た。」
「矢?」
転がっているトードの矢を指差す。
「それ。なんか小さい奴は薬師で、毒薬がどうとか…」
話しを最後まで聞く前にガルは走り出した。
毒薬と聞いて心臓が早鐘のように脈打っている。
出しうる限りの声でシーファの名前を呼んだ。
ある角から足が出ているのが見えた。鼓動は早いのに、血が冷えて行く。
「シーファ!」
ぐったりとした体を抱き起こし、揺さぶる。返事はなく、目を閉じたままなのに、ますます頭が白くなる。
「起きろ!目を開けろ、シーファ!」
体を引き寄せて、腕に閉じ込める。そこでようやく気づいた。
そっと体を離すと、規則正しい寝息が聞こえてくる。
あれ?
リュートの手に雷流が握られていることに気づき、そんなに切迫していた状況だったのかと後悔がまた押し寄せてくる。
「いや、そっちの小さい奴だけ。あっちの大きいのは自分から矢に当たりにいって、勝手に寝た。」
「矢?」
転がっているトードの矢を指差す。
「それ。なんか小さい奴は薬師で、毒薬がどうとか…」
話しを最後まで聞く前にガルは走り出した。
毒薬と聞いて心臓が早鐘のように脈打っている。
出しうる限りの声でシーファの名前を呼んだ。
ある角から足が出ているのが見えた。鼓動は早いのに、血が冷えて行く。
「シーファ!」
ぐったりとした体を抱き起こし、揺さぶる。返事はなく、目を閉じたままなのに、ますます頭が白くなる。
「起きろ!目を開けろ、シーファ!」
体を引き寄せて、腕に閉じ込める。そこでようやく気づいた。
そっと体を離すと、規則正しい寝息が聞こえてくる。
あれ?


