海宝堂2〜魔女の館〜

時間がかかりそうなことを察したガルが、シーファの肩に手をかける。

「どうしても気になるのか?」

情報を手に入れた以上、ここに留まるのは得策だとは思えない。急かすガルの威圧感にローラがおびえたようにラックの後ろに隠れる。

「ううん、大丈夫。
ごめんね、引きとめちゃって。」

シーファは立ちあがりながらローラの頭を優しく撫でた。
ローラが顔を上げると、シーファはとても優しく笑っていた。
それにつられて、ローラの顔がゆっくりと笑顔に染まっていく…

シーファの笑顔には魔力が宿っているかのようだ。

ガルはそう思っていた。それはきっと、初めて逢った時から、その笑顔に救われたあの時から。

「なぁ、それ、どこで拾ったか知りたいの?」