ニーナは興味深そうに腕輪に視線を移す。
「これ、可愛い。」
「あら、でしょー?私の手作りなのよ?どう?旅の思い出に。」
「へえ~すごく綺麗。こんな綺麗な糸、ここの島で作ってるの?」
「違うのよ、それは別の島から来る商人さんから買うのよ。といってもしょっちゅう来てくれる訳じゃないからそんなに沢山は作れないんだけど。」
「別の島?もしかして、この島の東の方にある島?」
「東…?
ああ!ナツナ島のことね。違うわ。商人さんは、この島からもっと西にある大きな大陸から来るのよ。」
ニーナの話術にシーファはただ、ただ、感心して聞き入っていた。
余計なことは聞かず、必要なことだけを話させる。これも旅をしていく上で必要な技だと思った。
ガルもリュートもニーナを信じ、全く口を挟むことは無い。
旅をするというのは『信頼』という土台の上に成り立つものだと、シーファは改めて思った。
「これ、可愛い。」
「あら、でしょー?私の手作りなのよ?どう?旅の思い出に。」
「へえ~すごく綺麗。こんな綺麗な糸、ここの島で作ってるの?」
「違うのよ、それは別の島から来る商人さんから買うのよ。といってもしょっちゅう来てくれる訳じゃないからそんなに沢山は作れないんだけど。」
「別の島?もしかして、この島の東の方にある島?」
「東…?
ああ!ナツナ島のことね。違うわ。商人さんは、この島からもっと西にある大きな大陸から来るのよ。」
ニーナの話術にシーファはただ、ただ、感心して聞き入っていた。
余計なことは聞かず、必要なことだけを話させる。これも旅をしていく上で必要な技だと思った。
ガルもリュートもニーナを信じ、全く口を挟むことは無い。
旅をするというのは『信頼』という土台の上に成り立つものだと、シーファは改めて思った。


