「私はあんたを絶対に許さないっ!
大切な記憶を奪って、こんな風に操って、こんなことはもうここで終わりにする!」
―大切な記憶?はんっ!違うね!
あんたが大事にしてるのは、自分がいる間だけの記憶じゃないか!
あの男の記憶だって、自分の事だけ覚えてりゃ、あんなになってまで取り戻そうとはしなかったはずさぁっ!―
「記憶は…思い出は、誰も触ることが出来ない宝なのよ!
例えそこに私がいなくても、それまでの思い出が彼を作ったの!
リュートと、ニーナと、3人で旅してきた彼だから…彼だから、私は―――!!」
体中の筋肉の反動を利用し振り降ろすためにダートンはさらに剣を上げる。
ダートンの強さは知っている。
一発で勝負を決めるなら、中途半端な攻撃では止めることは無理だ。
歯をくいしばり、剣の動きに集中し、拳に力を込めた、その時、
「…シーファ…悪い…」
そう言ったダートンの目には光が戻っていた。
大切な記憶を奪って、こんな風に操って、こんなことはもうここで終わりにする!」
―大切な記憶?はんっ!違うね!
あんたが大事にしてるのは、自分がいる間だけの記憶じゃないか!
あの男の記憶だって、自分の事だけ覚えてりゃ、あんなになってまで取り戻そうとはしなかったはずさぁっ!―
「記憶は…思い出は、誰も触ることが出来ない宝なのよ!
例えそこに私がいなくても、それまでの思い出が彼を作ったの!
リュートと、ニーナと、3人で旅してきた彼だから…彼だから、私は―――!!」
体中の筋肉の反動を利用し振り降ろすためにダートンはさらに剣を上げる。
ダートンの強さは知っている。
一発で勝負を決めるなら、中途半端な攻撃では止めることは無理だ。
歯をくいしばり、剣の動きに集中し、拳に力を込めた、その時、
「…シーファ…悪い…」
そう言ったダートンの目には光が戻っていた。


