粉塵が消え、そこにあるはずのシーファの死体がないことに、魔女は動揺を隠し切れないでいた。
「どこに行ったの!?」
魔女の言葉に答えるかのように、ダートンが上を見上げる。
それを追うように魔女が見上げると、シーファはメインマストのヤードにぶら下がっていた。
シーファはガルをちらりと見た。
明らかにほっとした顔のガルに小さくうなづいてみせる。
と、その間にダートンが割りこみ、長剣を下から振り上げる。
シーファはヤードの上に上がると、横に飛び、剣をかわす。かわされた剣はヤードを斬る、その切り口は見事だ。
かわされた剣をダートンはそのままシーファに向かって、横に薙ぐ。
こんな長剣をこんなに軽々と扱えるダートンはやはりかなりのスゴ腕だ。いつまでも避け切れるものではなさそうだ。ならば…
ヤードから飛び降り、頭の上を剣が通って行くのを感じながら、シーファは甲板に降り立った。
「……。」
目の前に降りてこられた魔女は逃げようとも、動こうともしない。
「どこに行ったの!?」
魔女の言葉に答えるかのように、ダートンが上を見上げる。
それを追うように魔女が見上げると、シーファはメインマストのヤードにぶら下がっていた。
シーファはガルをちらりと見た。
明らかにほっとした顔のガルに小さくうなづいてみせる。
と、その間にダートンが割りこみ、長剣を下から振り上げる。
シーファはヤードの上に上がると、横に飛び、剣をかわす。かわされた剣はヤードを斬る、その切り口は見事だ。
かわされた剣をダートンはそのままシーファに向かって、横に薙ぐ。
こんな長剣をこんなに軽々と扱えるダートンはやはりかなりのスゴ腕だ。いつまでも避け切れるものではなさそうだ。ならば…
ヤードから飛び降り、頭の上を剣が通って行くのを感じながら、シーファは甲板に降り立った。
「……。」
目の前に降りてこられた魔女は逃げようとも、動こうともしない。


