そして予告当日──。
ただ今、午後11時。



俺たちは最終打ち合わせをしている。
昨日睨んだ通り、警視庁の地下に繋がる地下道は見つけた。

しかし、

「一番の問題はここね」

そう、地下道が途中で切れてるのだ。

俺は千夜が分析した結果の表示されている携帯端末を覗く。

確かに通路がトイレに繋がる手前でぷっつりと途絶えている。

どういうことだ?

「もしかしたらこの通路とトイレの床下の間に何かあるのかも」

何か──ある?

「可能性は十分にあるな。やれるだけやってみるさ」




そろそろ時間だな。