『お、お邪魔しま〜す…うわぁ。』


スゴい広さ!
しかも見晴らしちょーいい!

「おぃ、類!こっち。」


『あぁ、はい!』


うろうろしてたら怒られ
ちゃった。


「ほら、ここ使え。」


『え゛!何これ?』


案内された部屋は
どこからどう見ても完全にジム!


あらゆるトレーニングの機械が
置いてあり、日サロの機械まで。


「明日からトレーナーつきで、
みっちりトレーニングして
もらう。

俺がやってもらってる
トレーナーだけど、お前の
コトは男だと言うからその
つもりで。」


『は、はい!』


いよいよ来たか。
人様を試すときが。


「あと、これ。ここの鍵だ。」


たかサンがカードを差し出す。

合鍵!キャー!

あ、いや、アタシは男だ(汗)

たかサンはそんなつもり
さらさらないよね……ふぅ。


しょんぼり、キーを受け取った。


「明日、しっかりな。
演技しろよ(笑)。今日は
帰って勉強しろ。」


そう言って、たかサンは
雑誌を持ってきた。


アタシはそれを抱えて
自分の部屋に戻った。


明日、いよいよだ。