「さやかちゃん……。いいの?」
「そうさせてください。私達にとってはおじいちゃん、おばあちゃん同然なんです。」
これは本当に私の素直な気持ちなんだ――。
たとえ、本当のおじいちゃんとおばあちゃんに会っても、
私達の中でおじさんとおばさんの存在は
絶対変わることはない。
だから、これは私の純粋な願い……。
「そう言ってもらえて嬉しいわ。」
すると、おばさんはいつもの明るい声で嬉しそうに言ってくれた。
私もつい嬉しくなる。
「これからも何かあったら、電話してね。」
「はい。ありがとうございます。」
そして、私達は電話を切った。
おばさんと、ちゃんと話せてよかったと思う――。
一緒に暮らすこと、真剣に考えてみよう―――。


