……翌日。
もう少ししたら、将太帰ってくるかな?
私は家のことも大体し終わってしまい、何をしていいのかわからずにいる。
だって、こっちに越してきてから、こんなに家でゆっくりしたことがないのだから――。
つい暇だと、あのことばかり考えてしまう。
どんな処分が出るのかと……。
そして、和也君は大丈夫なのだろうかと……気になってしょうがない。
でも、
今の私にできることは何もなくて、
できることといえば、
ただ渡辺さんや理香の言葉を思い出して、
自分に大丈夫だと信じ込ませることぐらい。
さっきからこの繰り返しだ。
あと、どのくらいこんな時間が続くのかな……?
「姉ちゃん、ただいまー。」
あ、将太が帰ってきた。
「おかえりー、将太。」
前みたいに傷を作って帰ってくることのなくなった元気な将太を見て、少し心が安らぐ。
きっと将太もあの時、私とは比べ物にならないくらい苦しかったんだろうなってふと思った。


