超モテ子の秘密



私は、職員室を出て、玄関へと向かう。



どんな処分が出るんだろう?という、すごく不安な気持ちが胸を埋め尽くしていく。


それと同時に、不甲斐無く情けない自分への嫌悪感もどんどん大きくなっていった。



私はそんな気持ちを振り切りたくて、廊下を速足で駆け抜けてみる。


……でも、そんな気持ちは1ミリだってとれはしなかった…。



あんなに優しく、まるで私を孫のように可愛がってくれた渡辺さんを、私は騙してたんだ。



理香は、バレて私がすべてを打ち明けた時からずっと秘密にし続けてくれたけど、それは正しかったのかな?



そして、挙句の果て、私は和也君にも迷惑をかけてしまった……。



そんな様々なことが、頭の中をめぐる。


自分が本当に嫌になる……。


目にうつる全てのものが滲んで歪み、私は右手で涙を拭った。


気付けばもう下駄箱の前に着いていた。


そして、そこには一つの人影が――。