でも、私は今、何よりも、つくづくこう思うんだ。
理香や岡田君、
そして、
和也君が―――、
一緒にいてくれてよかったと。
私を信じ、
味方してくれる人がいるということが、
今の私にとって、
とっても幸せなことだった――。
そして、それは、私に残された唯一の心の救いだったんだ……。
――だけど、そんな優しい3人の言葉も、周りの人たちには届かない。
「騙された気分だよな……。」
「モテるからって調子のってんじゃない?」
「本人は何も言えないみたいだから、本当なんじゃね?」
そんなトゲのある言葉を男女問わず口々にしているのが、嫌でも耳に入ってくる。
……まあ、こんな紙を見たなら、当然な反応だよね。
それに嘘ばかりじゃないしね……。
少しだけ視界が滲でくる。
やっぱりこれは、ちょっとキツいね……。


