超モテ子の秘密



「ねぇ、さやか。今日元気ないけど大丈夫?どうしたの?」


午前の授業が終わり、理香が机の向きを私の方にくるりと変えながら、眉を寄せ、心配そうに聞いてきた。


「平気だよ。心配しないで。」


午前中ずっと心配してくれてた理香に私は軽く笑いかけた。


そして私はランチバッグからラップに包まれたおにぎり一個とお茶の入った水筒を取り出し机に置く。


「ウソ!?今日それだけ!?」


席についてそれを見た理香は、身を乗り出し目を丸くして驚いていた。


「ちょっと食欲ないだけだよ。」


「本当に平気なの?」


本気で気に掛けてくれる理香。


本当のこと話そうかとも思ったけど、ここで話したら泣いてしまいそうで話せない………。


それに、せっかく岡田君と両想いになって幸せになれた理香に、こんな話をして余計な心配かけさせたくない……。


「本当に大丈夫だから。早く食べよう。」


そう言って、また前のように、いつもの自分を繕ったんだ――。