――気が付いて、膝から顔を上げると、窓から外の明かりが差し込んでいた。
なんだか、まぶたが腫れぼったい感じがする。
自分の右側に視線を落とせば、開かれたままのケータイが落ちていた。
悪い夢だったらよかったのに、
やっぱり現実なんだね……。
前にも似たようなこと思ったなぁ。
お父さんとお母さんが……亡くなった日もそうだった。
――でも、
そんな日でも、また朝は来るんだよね……。
いつものように学校に行って、そしてバイトに行く。
あ…、木曜だからバイト休みか…。
あったら、気が紛れたのにな。
私はケータイを閉じテーブルに置くと、立ち上がっていつものように家の事をする。
――結局、何があったとしても、同じように一日が始まるのだから。
ただいつもと違うのは、私の胸にぽっかり開いた穴だけ………。


