「ありがとうございます。折原先輩と一緒に帰れるなんて嬉しいです!」
愛奈ちゃんの表情がぱぁっと笑顔に変わる。
そして、私は無理に笑顔を作り、2人で歩き始めた。
「私、先輩とゆっくりお話ししてみたかったんです。聞いてもらいたいこともあって…。」
最後の言葉を口にすると、愛奈ちゃんは元気なく俯く。
「……どうしたの?」
「聞いてくださるんですか?」
愛奈ちゃんは私の方を向くなり、目を輝かせた。
「わ、私でよければ……。」
な、なんとなく聞いただけなんだけどなぁ…。
「実は私、今好きな人がいるんです。でも、その人、人気があって……。折原先輩だから言うんですけど、……竹内君が好きなんです。」
なっ、何で私にそんなことを!?
「そ、そっか…。でも、何で私に?」
愛奈ちゃんは何を考えているんだろう……??
何で私に話すのだろう…?


