今では通い慣れた学校への道を歩きながら、昔の思い出に浸っている。
切ないけど……、
キラキラした思い出――。
本当なら辛くて悲しい日だったはず…。
でも、陸人がかえてくれたの。
あの日、
陸人がくれた言葉が、
やさしいぬくもりが、
私に勇気をくれたんだ。
あの日の記憶が、
――陸人の存在が、
私の心を
どれだけ支えてくれてるか…。
言い表わすことなんて、
大きすぎてできないよ。
これが、
この腕時計にこめられた、
私の大切な大切な思い出なの―――。
だから、
私にとってこの腕時計は
宝物なんだ――。


