超モテ子の秘密



―――あれから、土曜日、日曜日とバイトをしてあっという間に過ぎ、また月曜日の朝がきた。


もう将太は学校へ行き、私は皿洗いなどもすんだから、ゆっくり学校に行く準備をする。


私は小さな机の前に座り、その上に置いてある鏡を見ながら、胸のあたりまである髪を櫛でとかす。


いつもは月曜日の朝はなんとなく、疲れのせいか体がおもいんだけど、今日は全然平気。



―――やっぱり陸人に会えたからかな―――。



すると、鏡に映った自分が、優しく、幸せそうに口元を緩ませ、笑いかけていた。


私はそんな正直な表情を見て、ついはにかんだ。



…さぁ、そろそろ行かなきゃね。


私はいつものように机に置いてある腕時計に手を伸ばす。


茶色の細くて繊細なデザインのベルト。


私は左の手首にあてると、いつもの穴でとめた。


でも、その穴の周辺の皮は大分弱くなっていて、切れてしまいそうに見えた……。


………大切にしなきゃ…。


これは、陸人からもらった大事な…、大事な…腕時計だから―――。