あれから理香と岡田君に進展はなく、ただ時は過ぎた。
………岡田君どうしたかなぁ……
なんて時々思ったりしてる。
「ねえ、さやか。今日は久しぶりに帰りにお茶しよ!」
放課後、理香が鞄を肩に掛け、ニコリと笑って誘ってくれた。
今日はバイトが休みの木曜日。
理香の言うとおり、一緒に遊びに行くなんて久しぶりだ。
「うん。行こ!」
私はすぐに返事をして、鞄を持ち、理香と一緒に教室を出た。
「いつものカフェでいい?今日ケーキ食べたいの!」
廊下を歩きながら無邪気に笑う理香。
「いいよ。」
そして、私達はカフェへと向かった。


