あぁ、将太大丈夫だったかな…?
今日はずっとそんなことを考えながら、バイトしてる。
集中しなきゃって思うんだけど、考えずにはいられないんだよね……。
どうしたかなぁ??
「さやかちゃん、もう閉店の時間になるよ。」
「わ、渡辺さん!?」
私は渡辺さんの声に驚いて振り返った。
「ぼーっとしてるなんて珍しいね。」
「すっ、すみません!!」
私は赤くなり、慌てて頭を下げる。
「いいんだよ。店閉めたら、早く帰りなさい。」
渡辺さんは微笑んでそう言うと、奥の部屋へ戻って行った。
私は早速入り口のシャッターを閉めに行く。
もうあたりは暗い。
―――どうなったかな―――?


