「そんなことないよ!!その噂、嘘だよっ!!」
私はとっさに、思いきり否定した。
何でそんな噂が!?
…もしかしてグローブを買いに行った日に一緒にいたから?
そんなことが私の脳内を駆け巡る……。
「そうですよね。竹内君はかっこいいけど、先輩にはもっと大人っぽい人が似合いますもん。」
そう言って、愛奈ちゃんは微笑んだ。
「そ、そう…?」
私は苦笑いして答えた。
そう…なのかな…?
………よく分からないけど、そう言われてしみじみ考えてしまう自分がいる―――。
あぁ!!
何考えてんの、私っ!?
メニュー