ん?? ……あれ? ちょっと待って。 私はハッとした。 そういえば私、 …和也君のクラス ……知らないよ―――! 理香に聞くしかないよね…? 「…あっ、理香…。…和也君って何組だか知ってる?」 すごく恥ずかしかったけど、仕方なく理香に聞いてみた。 「はぁ!?クラスも知らないの!?」 理香は眉をひそめ、呆れたように言う。 「…うん。」 私は髪をいじりながら俯いた。 「もぉ〜。3組よ、3組!!」 「あ、ありがとう、理香…。い、行ってきます…。」 そして、私はそそくさと教室をあとにした。