「そりゃあ、私が認めた子だもん!やっぱり私の目にくるいはなかったね。」 理香はパンの最後の一口を口に放り込み、得意げに笑う。 もぅ〜、 認めたって何よ!? つい大きいため息が出る。 「何言ってんのよ、理香は。」 呆れてそう言い、私はさっさと空になった弁当箱を片付ける。 すると、ストローで音を立ててジュース飲んでいる理香が、ポカンとした顔をした。 「何急いでんの??」 私は理香に立ち上がりながら答える。 「和也君にお礼を言いに行こうと思って。」