私はしみじみそのことを思い出し、将太の目を見て、もう一度言う。 「ね、将太、お父さんとお母さんに楽しんできてもらおう?」 将太は少し目を逸らし腕組みをしたが、ゆっくり口を開いた。 「…わかったよ。」 私は将太の頭をクチャクチャに撫でた。 「ありがとう、将太!」 将太は嫌そうに私の手を振り払ったけど、わかってもらえて嬉しかったんだ。 「よし!そうと決まれば、夕飯の時に渡そう!!」 私はガッツポーズをした。 喜んでくれるといいな。