下準備をしておいたから、すぐに作ることができた。
私は2人分の食事をテーブルに運んだ。
「将太、食べよ。」
すると、将太も席に着き、一緒にテーブルを囲む。
「じゃあ改めて、将太、誕生日おめでとう!」
「まったく、子供みたいに…!」
将太はそんなことをぶつぶつ不機嫌そうに言いながら、ガツガツ食べ始めた。
はぁ~、まあ、いっか。
「いただきます。」
私も食べよっと。
ハンバーグを切ってみると軟らかかった。
いいにおいだし、我ながらよく出来たかも。
自己満足しながら箸を進める。
そうして、あっという間に食べ終わった。
まあ、ガツガツ食べてた将太はかなり早かったけど。
私は、食器を台所に持っていき、ケーキを冷蔵庫から出して将太のもとに戻った。


