「すごい子だねぇ~。」 その声で我に返り振り向くと、理香がラブレターを拾って鞄に入れてくれようとしていた。 そして他の見ていた生徒たちも、もうみんな自分のことをしている。 「あっ、理香、ありがとう。」 私も一緒に鞄に入れて、片付け終えた。 「あの子には気をつけたほうがいいかもなぁ。 あっ、ほら、早く行った方がいいよ。きっと心配しながら待ってるよ。」 理香はよっこいしょと立ち上がり、行くように促す。 「うん、行ってくるね。」 私は鞄を肩にしょって、走り出した。